ネットビジネス界隈では、物販で実績を出してそのあと情報発信をする流れを勧められることが多いです。
実際、ネットビジネスでインフォトップで殿堂入りされている小玉歩さんもこのように述べておられます。
私の提唱する「ネットビジネス成功のゴールデンルール」では、
不用品販売
↓
転売ビジネス
↓
情報発信
↓
コンテンツ販売のようにステップを踏むことによって、スムーズにスキルを身につけながら収入を増やしていくことが可能になります。
出典:【小玉歩のQ&A】 Vol.1 情報発信・コンテンツ販売のステージに移る場合、物販にかける稼働量は減らしたらいい?
ですが、あえてここで意義を唱えようと思います。
とりあえず物販で実績を出して、その実績で情報発信をして、って流れあるけど、結構な人が物販やめてるし、そんな実績ならそもそも物販なんて挟まない方がいいんじゃないのって思ってしまう。
— ナベヤン@受験化学教えてます。 (@nabeyan01) 2019年2月15日
物販ビジネスの情報発信を始めるということは、今後ずっと一生物販から逃れられないということです。
はっきり言って僕は転売や輸出入のプレイヤーをやり続けなければならないのは絶対に嫌です。大半の人は特に物販に興味がないはずです。
最初の1〜2年効率よく稼ぐためだけに物販ビジネスで実績を出そうとするのは、非常に危険です。
物販ビジネスを本当にやりたいのか? やり続けたいのか?

確かにすごく効率がいいです。
物販で稼ぎながら実績も作れますし、物販ビジネスは結果を出しやすいですからね。
ですが、あなたが物販の情報発信をするということは、物販のプロとして物販を教え続けなければならないということです。
めちゃわかる。
プレイヤーでいたくないことを教える側に回るってどうなの?せどりの情報発信をするためにせどりやってる人に
「せどり楽しいですか?やってみようかな?」
って聞いた時に
「いややめた方がいいですよw」
って言われたり
「早くせどりやめたい」
って言われて(*´-`)ってなったw https://t.co/LX6P3JxdtH— ちら@物理とブログを研究する大学院生 (@tira_tirarin) 2019年2月15日
華やかに稼げるように見える表面と実態は違います。
物販の情報発信をするために物販を始めた人でかなりの人が物販を辞めたがっています。
物販をやめたら情報発信で選ばれなくなる
自分がプレイヤーとしてやっていないことで情報発信をすると一気に読者から選ばれなくなります。
物販も流行り廃りがありますから、常にプレイヤーとして活動しなければなりません。
これについては「物販」→「情報発信」を勧めている小玉歩さんもそのようにおっしゃっています。
てことは、どういうことが起こりますか?
しかも、物販の情報って情報発信の情報と違って、再現性が高くなってしまいがちです。情報発信のノウハウは公開しても十人十色の情報になります。
しかし、物販の場合はどうやって物を仕入れるか? など誰もが簡単に結果を出せる分ノウハウが具体的になり簡単にライバルが増えるのです。
でもね、情報発信で情報を出さないと物販で自分が稼げなくなるでしょう。
このジレンマに耐えられずに、結局物販をやめられないまま中途半端な情報発信をしている人が腐る程います。
自分がほとんどわかっていないのに半ば詐欺みたいなノウハウを売ったり、稼げてないのに稼げるように振舞って教える側に回ってしまっている人もいます。
稼ぐ系の情報発信をしようとするからおかしくなる
猫も杓子も「稼ぎ方」の情報発信をしようとするからおかしなことになるのです。
お金を稼ぐ「ネットビジネス系」ってめちゃくちゃ小さい市場ですよ。
周りを見てみてください。
「アフィリエイトしたい!」って言っている人ってほとんどいませんよね。
でも、「英語を勉強したい!」って言っている人は結構いますよね。実は、情報発信で高く商品が売れるジャンルって「稼ぐ系」以外でたくさんあるんですよ。
- 男女の悩みが絡むノウハウ
- お金が儲かるノウハウ
- コンプレックス解消、悩み解決系ノウハウ
- スキルアップ系ノウハウ
- 専門家のスキル系ノウハウ
- 一生に一度しかないイベントのノウハウ
こういう市場もたくさんありますよ。
詳しくは別記事で情報発信で高く売れるジャンルを解説しています。
別に稼ぐ系で情報発信ビジネスを縛るからこそ、自分の好きなことや得意なことを使えないのです。
だって、これから稼ぎたい人がビジネスの得意なことがあるはずありませんからね。自分の得意なことか好きなことで情報発信をしたらいいんですよ。
実際、僕は「受験化学」の情報発信で稼いでいます。

「受験化学」と検索すると僕のサイトが出てきます。

受験化学の情報発信でお金を稼いでいますし、これだけで十分生活できるレベルでお金を稼いでいます。
受験勉強は一例ですが、自分の得意なことをそのままお金にすることができます。
結論:物販ビジネスが好きな人以外安易に物販で実績を作ろうとしてはいけない
- 実績が出しやすいからと情報発信をするために物販をやるべきでない。
- 物販で実績を作ると物販をずっと続けなければならない
- 物販の手法が使えなくなったらあなたの情報発信は全て無駄になる。
物販ビジネスは流行り廃りが多いビジネスモデルです。
なので、物販の情報発信をするということは、一生物販をし続けるくらいの覚悟を持っておかないと厳しいでしょう。
物販でサクッと実績を作って情報発信しようと思っていると、一生後悔することになります。