学歴フィルターを問題視している人を見かけることがあります。
人事に本当に見る目があれば学歴フィルタなんて存在しない。
学歴高い学生しか採用しない会社は学歴でしか人を評価できない無能な人事しかいないダメ会社。
— 就活維新塾 (@shukatsu_ishin) 2018年4月28日
結構こういう意見があるのに驚いているんですが、学歴フィルターってあって当たり前だと思うんですよね。そもそも学歴社会ということを知らなかった人はいないし、知らなかったとしたら危機管理能力が足りないと思うんです。
今日はこの学歴フィルターについて思うところを話します。
学歴フィルターは当たり前である
学歴は努力の証であり、努力できることへの証である。
学歴ってきっちり努力をできる人の証明ですよね。その学歴でフィルターをつけることは、物事を努力できる人を選びぬくことができます。
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/d88442705a0a947df5e7dd890654b953.jpg” name=”わたなべ”]頑張ったけど落ちたんだ、そういう人は学歴フィルターはかわいそうだ![/voicel]
という人もいます。でも、そういう人はこの動画を見たほうがいいです。これはDJ集団のレペゼン地球のDJ社長が受験について語った動画です。
受験勉強ではやる気が大事よ?けど受験において、結果が全てやけん。
「頑張ったけど落ちた」って言ってるやつまじでうぜえと思う。頑張ってないから落ちたのに、なに?頑張ったのに落ちましたって
お前が頑張ったって思ったけど、結果が出ないくらいにしか頑張ってないわけよ結局。
やはり、受験勉強で頑張るのは重要ですが、結果が出るように頑張るのも重要です。頑張り方もめっちゃ大事。
なので、やはり学歴はその人の能力や努力耐性を測るのに最適であると言えます。
実際僕が、過去に出会ったことがある東大生で優秀じゃない方が珍しいです。僕は超進学校出身です。周りから東大に合格した人も京大に合格した人もたくさんいましたが、やはり全員超優秀でした。
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大企業に天才はいらない
確かに、偏差値が低い大学の中にも天才的な人はいます。でもね、そもそも大企業って天才を求めていないんですよね。むしろ受験勉強のような課題をきっちりこなせる人を求めているんです。
受験勉強を乗り越えているということは、最低限の能力の保証になります。わざわざFラン大学から能力のある人を掘り起こす労力を考えたら、大手の企業は手っ取り早く高学歴から選んだほうが早いのです。
学歴フィルターを設けないと大手の面接は終わらない
学歴フィルタを攻撃したら無駄に説明会や面接に行く回数が増えるだけだと分からないのは、学歴フィルタを攻撃する人間(字数
— うでパスタ (@UDPasta) 2018年3月3日
学歴フィルターを設けないと大手の面接なんて全然終わりません。学歴関係なくESなんて読んでたらどんだけ掛かっても面接なんて終わりませんし、そもそも企業の仕事は内定を出すことではありません。
日々の業務があるわけで、常に来年の社員を入れるためにリソースを使えるわけではありません。なので、なるべくいい社員を確率よく集められるには、学歴しかないんですよ。
だから、学歴が低い人が淡い期待を持たないように、説明会の時点でフィルターをかける事も十分にあります。
昇進でも学歴フィルターはある
学歴フィルターの大いなる勘違いとして、「入ったらこっちのもん」という考え方です。この考え方に多いのが、中堅私立大学の人ですね。
例えば、MARCHや関関同立の人は、就活の時に大企業の学歴フィルターを受けることなく通過できます。そして、その一つ下の大学群である日東駒専や産近甲龍は学歴フィルターにひっかかるでしょう。
つまり、入社時は必然的にMARCHが最低ラインになるわけです。しかも職場での昇進は学閥などがあり、ここでも学歴フィルターが存在します。なので、昇進にも影響してきます。
学歴フィルターが存在するのは当たり前でも、、、
学歴フィルターの存在を否定する人はおかしいです。やはり受験の勝者がしっかり旨味を得て、就職に成功するべきです。
同じ時期に頑張って合格した人と、サボって合格しなかった人、同じ待遇なわけがないのです。
が、、、、
そうやって頑張った人だからこそ、僕はもどかしいです。学歴フィルターもかからず大企業に合格した人でも、就職活動に実質失敗した人が半分以上になるのです。
就活自体は成功したものの、就職してから3人に1人が入社3年以内に離職しているのです。3人に1人が離職するということは、実際就活に後悔している人は、もっとたくさんいるということです。
まず、学歴フィルタなんかで、ある一定水準のやつらの中から、さらに絞って、絞って、一握りの選抜されたやつらを、また、馬車馬のように働かせて、競争させて、10年生き残って、ようやくちょっとばかりいい暮らしができる感じかな。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2017年3月18日
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せっかく優秀な人材なのに、半分以上が就職で能力を生かしきれずに「そのままいやいや働く」か「転職を繰り返して何度も何度もキャリアのやり直し」をしているかのどちらかになってしまっているのです。
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