2013年イギリスのオズボーン准教授が発表した衝撃の論文。10~20年以内にAIに47%の仕事が奪われるという論文。
そして、2013年に発表されてからすでに5年ほど経ちました。実際に現在AIやテクノロジーの進歩で奪われた仕事や奪われそうな仕事をまとめてみました。
2018年現在ですでに奪われた仕事
スーパーのレジ打ちが半分ほど消えた

レジの自動化がどんどん進んでいます。イオンなんかはこのセルフレジがもはやお馴染みになってきています。
正直言って、これができたことでもはやまともにレジを並ぼうという気持ちにはなれませんね。本当に自分でやった方が早いです。しかも機械を増やすだけなので増設が簡単です。
今後もっと簡略されていくでしょう。
AmazonGoでコンビニの店員が奪われた

Amazonはすでにシアトルで店員のいないコンビニ(Amazon Go)をオープンさせました。Amazon GoのアカウントでQRコードを読み込みamazon go の店舗に入ります
そして、あとは好きなものを買い物かごを自分の袋に入れてあとは店を後にするだけです。
英語の動画ですが、amazongoがどういう仕組みなのかめちゃくちゃわかりやすい動画になっています。
この技術が日本のコンビニに導入されないはずがないと思われます。コンビニでバイトを雇うのにかなりの人件費になりますから、この自動のシステムを導入すれば、数年でペイできるようになるでしょう。
ゴールドマンサックスの投資家

これまでの仕事ならば、ほとんどの大学生は無視できたはずです。
[voicer icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2018/04/2da075c1b4dc3033dc552a78921c008c.png” name=”大学生”]俺別に接客業やらねえよ![/voicer]
って楽観的に構えることができたと思います。しかし、そんなことも言っていられなくなったのがこれ。
ゴールドマンサックスの投資家が99.7%削減されたのです。
ゴールドマンサックスはニューヨークの世界最大級の投資銀行です。ここには2000年には600人のトレーダガーがいました。
しかし、2017年ではたった2名しかいません。株式売買がコンピュータによってITの力でパターンを記録させて自動化されたからです。
この流れはどんどんウォール街に流れ込み、日本の投資銀行の投資家にも波及していくでしょう。銀行の大きな収益源である投資信託の投資家がどんどん失業していくでしょう。
破産申請に関する弁護士業

徐々に人工知能に奪われつつある仕事の中に弁護士があります。アメリカのBakerHostetlerという法律事務所はすでに破産申請に関する人工知能弁護士を導入しているそうです。
そして、今は人間の弁護士が人工知能にアドバイスを求めているそうです。実際過去の判例や法律などのように本来捌き方が決まっている裁判の判決はもはや自動化される可能性が非常に高いです。
もうすぐ奪われる仕事まとめ
タクシードライバー

これは、2つの理由で奪われるでしょう。
まず、1つ目の理由は自動運転技術の発達です。自動運転技術が発達することで、
そして、2つ目は、UBERなどのシェアリングエコノミーが原因です。すでに持っている車を使って、個人がタクシーのようなビジネスをすることができるもので、すでに他国では導入されています。
実際中国はUBERではないものの、滴滴という個人がタクシーになるシステムが存在しています。
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滴滴出向とウーバーはどう違うの?〜今後の配車システムの動向〜
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日本でもUBEReatsならすでに都内で始まっています。流石に人命を預かる仕事なのでかなり慎重に議論はされていますが、自動運転はすぐそこまできています。
銀行員
これは2017年10月29日の日経新聞のトピックに関して記事にしました。
[topic color=”blue” title=”重要関連記事”]メガバンクが勝ち組の時代が終焉?リストラの嵐 [/topic]
メガバンクの銀行員の数を3万人減らすという発表をしました。
銀行が融資する相手のデータを判断するのなんて人間がやる必要はないし、今でさえ相手のデータを元に人間が融資を断っている状態です。
つまり、すでにまあまあいらんわけですよ。なので、銀行員の仕事はどんどんなくなっていくでしょう。
また、今融資のハンコを押しているだけのような仕事もありますが、その仕事もいずれはなくなるでしょう。
そもそも、仮想通貨のようにデジタルな通過が流通することで銀行の支店が根こそぎ不要になって来ます。そうなると3万人で済むのかと言うのも怪しいですね。
銀行がなくなるとは思いませんが、銀行の支店レベルでどんどん不要になっていくのは間違い無いでしょうね。
税理士
今は優秀さの象徴とされる税理士の仕事でも、もはやAIに取って代わられるでしょう。僕の周りでも税理士に相談して法人化したけど、しないほうが良かったと言っている人が非常に多くいます。
あらゆるデータを打ち込んで、AIにもっとも最適な税務体制を弾き出してくれたほうがこちらとしてもありがたいです。
AIとは言わないものの、税理士に力を借りなくても個人事業主ならソフトに日々入力しているだけで税務は余裕でできたりします。
また、税理士というのは、自らが価値を生み出す仕事をしていません。事務仕事なのです。だから税理士という仕事は今後長く繁栄することはないでしょう。
おそらく僕は、かなり早い段階で税理士は不要になるのではないかと思っています。
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弁護士

先ほども言いましたが、すでに徐々に侵食されています。
おそらく殺人とか、凶悪犯罪には当分使えないでしょうが、徐々に法廷でもAIが判決をするようになるでしょう。1例目が出るとそこからはどんどんAIが侵食していくでしょう。
今後奪われる仕事の特徴

ある程度答えがある仕事は確実に奪われます。例えば、今では勝ち組とされている「税理士」や「弁護士」なんかも最適解というものが存在します。
こういう今仕事をするのに資格が必要な士業であっても、関係ありません。大量のデータの中から最適解を見つけ出すということは、人間よりも間違いなくAIの方が得意です。
囲碁、チェスの世界チャンピオンもAIに負けたと言う結果が出ています。チェスというのは相手の行動パターンから最適解を出せれば勝てるので、毎回最適解を出せるAIにはどうやっても勝てないのです。
他にも医者が見落とした病気を発見したAIも存在します。医療の現場でも今後AIの侵食は免れないでしょう。
仕事の奪われるペースは遅いのか?
ここまで聞いていると、「2013年に言われいていた、47%が入れ替わるまであと5年です」
[voicer icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2018/04/bf62875aa8a8d09ab9fd56d5709bdc89.png” name=”大学生”]思ったより仕事が奪われたなくね?[/voicer]
って思うかもしれません。しかし、僕はそうは思いません。5年間掛けてテストや導入実験を繰り返してきました。
物事の導入というのは、ダイオードがある電圧になると突然電流が流れるかのように(ダイオードは、ある電圧まで電流が流れず、ある電流を超えると一気に電流が流れ出す)、

一度AIが導入され始めるとどんどん仕事が取って代わっていくと思われます。
2009年あたりから現れたスマートフォンですが、あの頃はまだ合コンでモテるための道具みたいに言われていました。
2012年には、もはや若者の中でスマホを持っていない人なんてほとんどいませんでした。そして今周りをご覧ください。
「ライン交換しよう!」で通じない人がいますか?
誰もがスマホでLINEのQRコードを見せて、LINEを交換しています。当然のようにTwitterやFacebook、インスタで自分の写真をあげています。
ほんの10年前まで、ネットに自分の写真をあげるのは危ないことだ!って言われていたのが嘘のようです。
それほど、テクノロジーが一度一般社会に入り込んだら、もう止まらないのです。
今大丈夫だからと言って楽観的に構えていたり、このAIの問題から目をそらしていたらあっという間にあなたの職業は無くなります。変わるときは一瞬なんです。
たとえなくならないにしても、ほとんどの業務をAIで行うのは間違いありません。すると人員削減をされていくのは間違い無いでしょう。
最後に:この時代にどうやって生きていけばいいの?
僕らは便利な時代に生まれたのと同時に、資本主義的に言えば絶望の時代に生きているとも言えます。
というのも、これからは0からお金を生み出すことのできない人間は確実に死亡していく時代です。
これまでは[keikou]良くも悪くも社会の歯車になることができました[/keikou]。これからは、歯車になることさえも許されないのです。
なぜなら、確実にミスをしないし、疲れないし、サボらない超優秀な歯車ができているからです。
では、これからの時代を生きていくのに、特に大学生や高校生はどうしたらいいのか?
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