どうも、学生起業で大学受験の塾を作りそのまま卒業後独立したナベヤンです。
大学生の間に起業して大企業の社長になった孫正義やマークザッカバーグのような人々に憧れるひとも多いでしょう。
ただし、学生起業の大半は「あるポイント」を外していることでほとんどの人が失敗して普通に就職してしまいます。
大学生の場合はタイムリミットとして就職活動の時期までにゴールを決めないとダメですからね。
ちなみに、大学受験の塾は完全にオンラインで作り上げました。「受験化学コーチわたなべ」として、ネット完結の塾を作り塾生はのべ2000名を超えています。
このような実績を元に学生起業での失敗パターンをバッチリお伝えしていきます。
学生起業で失敗する人の例
起業にあこがれているだけ
「俺は起業した!」というためだけに生きているような人。こういう人は泣かず飛ばずで終わる。というか、いつの間にかやめている。
名ばかりの起業家。周りに人に言ってちやほやされたいだけ。もちろん、チヤホヤされたいという気持ちは大事です。
でもそれだけだと、地道な作業だったり、最初の地道な時間を耐えることができない。残念ながら起業というのは、おもっている以上にスマートな作業ではないです。
起業していいこともたくさんあります。
まず、格好いいし、ある程度収入も時間も自由になります。ネット起業なら、場所にも縛られることもなくなります。
しかし、もちろん、他の人が頑張っていないときに、頑張ったり、地道な我慢の時期もあります。
この時期になんちゃってで起業した学生は、このつらい時期を乗り越えられずに、普通の人生に戻されてしまいます。
いきなり借金をして大きなことをやろうとする
いきなり借金をしてまで大きなことをしようとする人が数年後、何も残らずに滅んでいるのをよく見ます。
僕が一度出会った学生起業家ででかいことをしたい!と言って、いきなりたくさんの企業を巻き込んだり多くの従業員を銀行に500万の借金をしながら、回してみたりと、いきなり莫大なリスクを負ってしまう人がいます。
しかも特に先の見通しが見えていない時に、リスクを追うことは、挑戦ではなく無謀なだけです。
本当に成功する人は首の骨を折るようなリスクの取り方をしません。
最低限に必要なリスクを負うのです。
例えば、ブログを作るのに、サーバーやドメインは、ネットビジネスをやるには絶対に必要ですよね。
他にも、全く知らない分野を学ぶのに、きっちり理路整然とまとめられている教材は必要ですよね。
でも、それ以上に激しいリスクは負うべきではありません。
リスクは稼いでから負うものです。
見栄のために法人化する
見栄で法人化してしまう人が非常に多いです。
しかし、法人化してしまうと責任が増えるし、手続きも多いし、税理士を雇ったり行政書士を雇ったり大変です。初期費用もかかります。
しかもですね、こういう法人化する時に何も知らない学生起業家を狙った高額コンサルフィーを取る業者もいます。
実際に、月商70万円(月収ではなく売り上げが70万円)程度で法人化した知り合いがいます。
そんな彼は行政書士や税理士を雇ったりして毎月の経費が20万円ほどに登ったり、サイト制作会社に騙されて数百万円の借金を背負ったりしていました。
そして1年たらずで会社を畳むことになりました。
ぶっちゃけ、企業相手にガンガン仕事を取れるような会社じゃないと
僕自身企業と取引することもありませんし、自分のペースで働けることに価値を感じているので法人化をしていません。
月収100万円くらいでの法人化はマジで意味ないです。
理念が強すぎる
理念が強くてお金のことをしっかり考えなかった学生起業家は失敗している人が多いです。
お金を稼ぐことを全く考えずに「理念」や「ワクワクすること」ばっかりを追い求めている人がいます。
ただ、理想が崇高すぎるのです。多くの起業家が最初からそのような理念だらけのビジネスを始めていたかというとそんなことありません。
しかし実際ホリエモン自体、最初の方はホームページ制作会社として下請けのような仕事をしていました。
最初お金をたくさん手に入れるために結構地味で面白みの無い仕事もしていました。
もちろん、ホリエモンのやりたいことである、「世界一の経営者になるため」の通過点だったのだと思います。
だから、ホリエモンはがんばれたんだと思います。
「やりたくないことはやらない」という意味を履き違えていると思います。どんな起業でもひたすら地味なことをコツコツやる必要があるときは必ずあります。
やりたいことをやるためには、やりたくないことをしなければならな時期も少なからずあります。
お金をしっかり稼げばワクワクすることも楽しいことも取り組むことができます。
利用されているだけなのに人脈だと勘違いしている
大学生は「すごい人」っぽい人に簡単に利用されてしまいます。
すごい人と関われている俺はすごいだとか、すごい人に引き上げてもらうことこそこの世の成功法則だと思っています。
これは勘違いです。すごい人と付き合っていたら人脈を紹介してもらえるとか思っているかもしれませんが、利用されて終わるだけです。
しかも大学生レベルで使いこなせる人脈なんてありません。
実際に僕の高校の友人で完全に利用されていて、ホームレスになりながらこき使われている人がいます。
久しぶりに同窓会で出会いました。僕は滋賀県の高校で、その友達は大阪の大学に進学し、僕は東京の大学に進学しました。
完全に洗脳されきっていました。
僕の高校の友達も大学生の時に利用されてずっと無給で働いていました。無給で働くことですごい人から何かを学べていると勘違いしているのです。
当然すごい人の側で学べることもありますが、自分でしっかり現金を生み出すビジネスをしながら、自立してビジネスを回している方がはるかに勉強になります。
また、日本は特に世間体や外聞を重んじる文化が根強く残っています。
なので、大学を卒業しなければならないタイミングで多くの人は現実に引き戻されて就職してしまいます。
学生起業をする上で一番重要なのは、理念でもなく、人脈を作ることでもありません。
何がなくても毎月30万円稼げて生活が担保されている状況を作ること
です。自営業でやっていくなら月30万円は最低のラインです。これくらい当たり前に稼げないと理念もクソもありません。
お金のために仕事をしないためにお金をまず稼ぐんです。
仕組み化を意識していなかった
学生起業のいいところは別に稼げなくても仕送りだったり奨学金で生き延びることができることですよね。
それなのに、なぜだか目先の収益を得ることにばかり目を向ける人が多いです。
実際独立してみてから毎月30万円ほど稼げない状態で独立するって相当な苦痛です。それなのに目先でお金を得られるような仕事ばかりやる人が多いです。
それが不安で
と言ってビジネスを中断します。すると、これまでやってきたビジネスは就職しながらできるほど甘くないです。
一度就職したらやめる時の労力はとんでもないことになりますからね。
ネットワーカーになってしまう(マルチ)
いつの間にか起業家になろうとしていたのに、謎のビジネススクールの勧誘をしてしまっている人ですね。
彼らも自分のことをフリーランスだとか起業家だと思っています。
こういうのですね。
そもそもバーなんて簡単に開けるんですよね。こういう人たちは起業をしているわけではなく、起業スクールへ勧誘しているだけ。
学生起業を教える団体の多くが、そのあと卒業生に学生起業団体の勧誘をさせてマルチ化します。
と言われるんです。マルチは代理店とか名乗ってビジネススクールのマルチっていう雰囲気を薄めていきます。
また、厄介なことに、そのネットワーカーは選民意識を植え付けられます。
選民意識
自分たちは選ばれた特別な存在であり、他者を卑しい存在として見下したり排除したりしようとする考え方のこと。
出典:weblio
自分たちは優れているという教育を徹底的に受けて人を見下している人が本当に多いです。
そう、みんな足並み揃えてツイッターで爆撃フォローし、無差別にDMを送りつけることになる。
こういう気持ちの悪いアカウントっているでしょう。
いや、もちろんね僕はこれが悪いとか倫理的にどうなの?とかそういうことを言いたいんじゃない。
別に実際の世界は学校の道徳の授業じゃないですから。
なので、ビジネス的な観点から言うとTwitterやインスタでいろんな人にDM送ったりして、いろんな人にいちいち会ってビジネススクール勧誘して数万円でしょ? せいぜい5万円でしょう。
30日で10人に紹介したとしても月収50万円ですよね。
これって、ちょっと考えたらわかると思うんですがあまりにも非効率的なのですよ。
5月に頑張って勧誘しても6月は降り出しでしょ? しかもいちいち人と会うための交通費やアポ代金もバカにならないですからね。
あなたもこういうアカウントを見たことがあるかもしれません。こういう勧誘している人は実は元々はあなたと同じように学生起業を目指していた人です。
実はこういう詐欺って身近な人がやってるんですよ。
このようなSNSでネズミ講をしている人たちの実態を別の記事でまとめました。「【詐欺】ネットビジネスの勧誘してるツイッター大学生の正体」
学生起業を失敗しないために外せないこと
敗例から学生起業を失敗しないために、はずせない3つのことを考えておきましょう。
リスクを背負いすぎず儲かることをやる
いきなり起業だ!借金だ!法人化だ!っていうのはハードルが高すぎると思います。
というのも、はじめに立ち上げた事業をずっとやる必要はないし、一つ目にやったビジネスで自分のやりたいことを叶える必要はありません。
むしろ最初にやりたいことばかりやろうと思って、結局資金不足でやりたいことができなかった人はたくさんいました。
儲からずに生活が苦しくなって事業が解散になり、就職することになってしまった人を何人も知っています。
だから、やるべきなのは、“最初は”儲かるビジネスです。
まずは儲かることをやったほうがいいです。
そして、借金などをせずなるべくノーリスクでできることをまずやるべきです。
ていうか、20代でなかなか本当に自分でやりたいビジネスなんて見つかりません!
ビジネスをやりながら自分に本当にあう仕事が徐々に見つかっていくものなのです。
仕組み化を意識する
仕組み化を意識することは非常に重要です。仕組み化を意識しないと、いつまでたっても自分の労力が減りません。
その労力が減らない限りいつまでたっても自分の自由な時間が取れず、本当にやりたいビジネスができません。
本当にやりたいビジネスを探すところから
始めなければならない人もたくさん居ると
思います。
誰かの下につかず一人で生きていけるようにする
学生起業をしようとする割に人とつるみたがる人が多いですね。ぶっちゃけ起業って孤独にやる作業の方が圧倒的に多いです。
資金がショートしたり、ネットワークビジネスの駒にされてしまう人は、心のどこかで誰かに寄りかかりたいと思っている人が多いです。
だから、ちょっとすごそうな人に褒めてもらえると嬉しくなってその人の奴隷になってしまうんです。
心の中で結局は誰かに依存したいからです。誰かが自分を救ってくれるという思いで生きているから利用されて終わるのです。
他人とビジネスをすることが悪いとは言いません。しかし、自分に実力がないとそれは単なる吸収合併です。
誰かが稼がせてくれると思っているんです。
最低限月収100万円を毎月安定的に稼げるようになるくらいまでは一人で突き進んだ方がいいですね。
最後に:学生起業で最初に取り組むべきなのは圧倒的にブログである。
まさか? 学生起業でブログ?
って思ったと思います。なんだかしょぼそうに見えますよね。でもね、それはブログをなめてますね。
ブログ?日記?って思ったと思います。
ブログ=日記というのは非常に古いです。世界中の大企業もブログで仕事を取ったりしていますしブログは今ではビジネスをやる上で外せないツールです。
ブログなんて簡単につくれますよね。無料ブログなら無料だし、有料だとしても毎月1000円程です。
無料ブログはオススメしません。
例えばアメブロならばサイバーエージェント社の管轄ですが、サイバーエージェントの運営に不適切なブログだと思われたらすぐに消されてしまいます。
「無料ブログでアフィリエイトするのはダメ!デメリットが多すぎる」
なので、自分のドメインを取得してそのドメインでワードプレスというソフトでブログを運営していきます。ワードプレスの作り方はこちらの記事で解説しています。
リスクもほとんどないうえに、ブログでアクセスを安定させられるようになったら、安定収入も得られます。
しかも収入を仕組み化することができます。理由としましては、一度公開したブログは人に読まれ続けるからです。
この記事って2017年4月30日に書いた記事です(このブログになる前)。なのでずっといろんな人に読まれ続けるんです。
まさに影分身って感じですよね。僕のブログは毎日240時間いろんな人が滞在しています。
なので、僕は24時間しか生きていないのに240時間働いていることになるんです。いろんな人に情報を届けているわけですからね。
なぜなら僕もそれで生活できているし、この後もネットで検索するという概念がなくならない限りずっと存続する媒体だと思います。
僕が電子書籍でブログで稼ぐ方法について解説しているのでぜひご覧ください。