どうもナベヤンです。
と「お金がなくても幸せかどうか」や「幸せはお金では買えない」などの議論は意見がわれがちです。本記事ではこのややこしい問題をテーマにしていきます。
僕の意見は「お金がなくても幸せ」は綺麗事だと思います。ですが嘘だとは思いません。
お金がなくても幸せは、お金をもっている人がいうと正しいです。お金がない人が言っても心理学的に間違っています。
この点を解説していきます。
「お金がなくても幸せ」というのは綺麗事である理由
1.マズローの5段階欲求的にもお金がないと不幸せ
心理学的にも「お金がなくても幸せ」は嘘であるとわかっています。
非常に有名な心理学者のマズローが提唱している「マズローの五段階欲求」という概念があります。人類は下から順番に満たしてきたのがわかるでしょう。
そしてお金があれば下から3個目までの社会的欲求まで満たすことができます。
っていう人の「幸せ」は社会的欲求や承認欲求などです。
おそらく多くの人がこの2つを満たせていない金持ちを見て、
って言いたがるんだと思います。ただそういうテレビに出てきそうな可哀想な成金ってむしろ少数で、多くの金持ちは家族を大切にして子供との時間を長くとっています。
1億円貯める方法をお金持ちに聞いてみたという本で、アメリカの富裕層の多くを調査したところ実は配偶者を大切にして、子供の成長を第一と考えている人が多いようです。
つまり散財を繰り返して虚しい女遊びやギャンブルなど派手な生き方をしている金持ちなんて実はほとんどいないということです。
2.お金がないと不安が多い
シンプルに人生100年時代でお金がないと不安じゃないですか?
子供を作ったり家族を作るっていうのは人間の根源的な欲求です。だけど養育費って1000万円以上かかったりします。
このような金額を用意することなく子供を産むなんて僕は考えられません。また老後になってもいつまでも生活のためにお金を稼ぎ続けなければならなくなります。
だけどお金があればそんなことに時間を費やす必要は無くなります。
3.お金を持つことで防げる不幸があまりにも多い
お金を持つことで防げる不幸ってたくさんあります。
- 嫌な人間関係
- 嫌な仕事
- 学歴コンプレックス
- 満員電車に乗る必要もない
- 嫌な職場から抜け出せる
などなど。お金があれば抜け出せることなんていくらでもできます。
お金があれば簡単に会社から抜け出せるし、もし会社をやめることを言いにくい会社でも、退職代行のようなお金で解決ができます。
給料が安くても楽しくて仕方ない職場にいられる人もいるかもしれません。でもそんな恵まれた人はかなり希少です。
僕は今普通に働きながら副業でブログをやっています。それは職場が楽しいからです。だけど楽しくなくなったら2秒でやめます。
なぜなら、いつでもやめられるからです。
4.お金がなくても幸せになれる楽しみは文化レベルが高い
「お金がなくても幸せになれる」と主張する人の多くは読書とか自炊とか執筆とか映画鑑賞とかを言います。
だけどこれらの娯楽だけで1日を埋めるなんて、僕は1日で飽きます。毎日映画鑑賞をして、楽しめるのは文化的にレベルが高いんです。
僕は映画毎日1本見続けるなんてかなり拷問です。すごくイライラしてしまう。
僕は5年ほどブログを書いていますが、ようやくブログ記事を書くのが苦痛じゃなくなってきたところです。
実際田舎のような楽しみがあまりないところだと、パチンコ屋がめちゃくちゃ流行っています。
僕はお金のかからない楽しみは、普通にお金を稼ぐことよりも難しいと思います。
「お金がなくても幸せ」は嘘ではない
ただし「お金がなくても幸せ」は嘘ではないと思います。
お金があれば体験を購入できるし、お金があれば体験を購入することができます。だけどそんなお金で買える幸せは結構すぐに飽きるんです。
消費の趣味
これの寿命は短いのです。
毎日毎日キャバクラに行っても、高級焼肉に行っても、飽きるだけです。
毎日旅行すれば、旅行が日常に変わるだけです。
消費の趣味は慣れが存在するので、エスカレートする以外にないのです。
だから、日常を楽しめるよう
「世の中お金じゃない」と主張する人の思考
「世の中お金じゃない」と考える人って、次のように考えている人が多いです。
- お金稼ぎ=辛いこと
- お金稼ぎに本気になるのはダサいこと
このような勘違いがあって、こんなことをするくらいなら別に金儲けなんてせずにお金なんてなくてもいいと考えてしまいます。
お金を稼ぐこと=辛いことという認識がある
って思っている人も多いでしょう。この気持ちってすごいわかるんですよ。会社員って出世すればどんどん収入が上がりますけどその分責任が増えます。
営業マンでバリバリやってた人、エンジニアでバリバリコードを書いていた人、接客で成績トップだった人がマネージャーになった途端一気にストレスが増えたって人も多いです。
僕も副業(気持ちは複業)をやっていますが、やっぱり会社で出世するつもりなんて1ミリもありません。
って思ってしまいます。中小企業だったらマネージャーとか管理職になったら、その会社の数字を請負ます。
毎日8時間一生懸命働いたら、出世して上司となり12時間働くことになるでしょう。
事実ノルマを達成すれば次のノルマが出てくるだけの世界ですから。
例えばブログだと自分はブログ記事を書いて、商品は別の会社の商品を販売していればいいですよね。
あとどれだけ作業量が多くても他人に文句言われなかったり、自分のペースで続けられることなら、全然苦になりません。
自分が苦しくないペースで続けられるブログで稼ぐのは僕にとって転職なんですよ。
お金を稼ぐことが悪いことだとどこかで思っている
お金を稼ぐことが悪いことだと思っている人も多いです。
なんとなく気が引けるし、そんなことに一生懸命になるのがダメなことだと思っている人も多いです。
だけどビジネスってゼロサムゲームじゃないんですよ。
ゼロサムゲームとは、サム(和)が0になる市場のことです。たとえばFXってシンプルに勝つ人と負ける人がいて、勝つ人の利益は負けた人の損失からくるのです。
なのでゼロサムゲームな
ビジネスは自分の価値提供の対価としてお金をもらいます。なので両者とも嬉しいのです。
人の幸せは誰かの不幸の上にあるわけではありません。
だから特に悪いことじゃないし、もしあなたが会社で働いているなら、そのお金は誰かに価値提供をして会社がお金を稼いで、その一部をもらっているんです。
お金をもらうことは悪いことではないということを深く刻むべきですね。
僕はブログでお金を稼いでいますが、どんどんコンテンツが積み上がっていってそのコンテンツがお金を稼いでくれます。
最後に「お金がなくても幸せ」はお金をもつことで初めてわかる
お金を持っている人がいう「お金がなくても幸せ」は真理だと思います。マズローの欲求を下から順番に満たしてもお金で満たせるのはしたから3つまでだからです。
お金はあるけどお金以外のことで幸福を感じる。
- 奥さんと話しているだけで楽しい
- 子供の成長を見守るだけで楽しい
- 家でじっくり読書をするだけで楽しい
- 自炊を極めるだけで楽しい
こういうのが本当の幸福だと思います。ただお金がなくて心がすさんでいる状態で、なかなか人は穏やかな幸せを感じることはできません。
人生の目的が空気を吸うことだという人はいないでしょう。そんな人生味気ない。だけど空気がないと人類は死にます。
お金もそんな感じ。お金があるから圧倒的に幸せになれるかというとそうではないが、お金がないと人は生きていけません。
そしてお金を稼ぐことは卑しいことでもないし、楽しいことです。今は心からそういえます。