どうもナベヤンです。
ここ最近スタートアップ企業で働き始めたんですが、まあ自分のできないことに大量に直面するわけですよ。
やっぱり自分1人でビジネスをやっていた時って、いろんなことに挑戦しているようで、結局自分のできることに逃げ込んでいたんですよ。
また、同時に別の広告媒体にキャッチアップしなければならなかったり、日々次々に技術へのキャッチアップの日々で大変です。
だけどこうやって不安になったり、うまくいくかわからないことに挑戦して恐れながらも頑張るって、人生の醍醐味だな〜って思いますね。
人生は打率よりも打席数で決まる
人生って打率よりも打席数の方が大事だな〜って思いますね。
人生の打率をよくしようとしたらとても簡単。一度うまく行った段階で一切の挑戦をやめて仕舞えばいい。
そうすると打率が下がることはもうない。挑戦する人はどんどん失敗するので、どんどん打率が下がっていきます。すると相対的に
以前イチローがバースの日本歴代最高打率を達成できる状態で、規定打席にも到達しているので、試合に出ずにこのまま打率を保つことを勧められたそうです。
だけどイチローは断って試合にで続けて、打率が下がって日本歴代最高打率は逃したそうです。
でも僕はこのイチローの姿はかっこいいと思います。あそこで打率を取りに行っていたら、世界最多安打のイチローにはなっていなかったでしょう。
イチローは打率も高いですが、それ以上に一番打者として大量に打席に立ち、世界で一番ヒットを撃ちました。タイトルよりも安打を選んだのです。
ビジネスとかでもすぐにうまくいくことは稀です。だから何回も何回も挑戦すると途中でうまくいくことが出てくるのです。
日本には打率の良い人がたくさんいます。大学受験合格後にろくに挑戦しなければ打率が下がることはありません。
例えば大学受験で合格した友人の打率ってめっちゃ高い。1打数1安打。だから彼は今後人生で1度も打席に立たなければ打率10割バッターとして人生を終えることができます。
僕はそんな人生を送るくらいなら1割打者でいいです。
金も成功も人生の一部である
僕が好きな漫画の天の中に、孤高の雀士の赤木しげるが自害しようとするのを、かつての仲間や敵が止めに来るシーンが最終巻にあります。
僕はここでのシーンに深く共感します。このシーンは赤木しげるが死なないように一人一人説得しに来るんですが、巨大ヤクザ組織の親分の原田がアカギを止めに来るんです。
その時にアカギの言葉が僕の心に刺さっているんです。
「お前は成功をつみすぎた・・・!」
「俺は「成功」を少し積んだらすぐ崩すことにしてきた・・!」
「実は「成功」はなかなか曲者でよ、一筋縄じゃいかない代物。最初の1つ2つはまあいいんだが、10・20となるともう余計余分だ。体を重くする贅肉のようなもの・・・」
成功は生の「輝き」でなく枷になる。いつの間にか成功そのものが人間を支配乗っ取りに来るんだ!
「成功」が成功し続ける人生を要求してくる
本当はあえてここは失敗する。あるいはゆっくりする・・・そんな選択だって人にはあるはずなのに積み上げた成功がそれを許さない。
本当にその通りだなと。僕が高校受験で同じ中学で1人だけ、県内一位の高校に特色選抜という上位合格をしたことで、とんでもなくプライドが高くなりました。
僕の場合は幸いにも大学受験で失敗したおかげで、成功を積みすぎることはありませんでした。
そのおかげでプライドを捨てて、また新しくいろんなことに挑戦できます。会社にばれてもいいので、YouTubeを顔出しでやってもいいし、自己投資で100万円かけても全然大丈夫です。
一方で僕の高校の友人は東大に合格して、その学歴を使って大企業に入社できました。彼は間違いなく勝ち組でしょう。
でも彼がやる仕事って正直、彼の実力でやるほどのことではありません。でも自分の立場や大企業に務めることになったことで簡単にやめられなくなりました。
それよりは僕の友人でTwitterで知り合った、Twitterで稼いだりパチスロで稼いだりしながら、決して地位や名誉を求めずに日々を生きている人の方が僕は憧れますね。
自由にゼロから努力したり、新しいことに挑戦している姿は、僕の中で赤木しげると被る部分があるんですよね。
最大の不幸は感情が揺れることなく、漫然と日々を過ごすことなんですよ。決して辛いことや苦しいことがあることが不幸なんじゃないんです。
逆に全力で、本気で自分の人生を真剣に生きること以上に面白いことがあるならぜひ教えてもらいたい。
自分が理想だと思う方向に向かって、全力で立ち向かって、時には挫折して、時には努力しても思うような結果が出ないこともあるでしょう。
そうやって悩みながら全力で生きる人生ほど面白いものはあるんでしょうか?
お金や成功は必要だが「目的」にはなり得ない
もちろんビジネスをやって「お金」や「成功」を手に入れることはとても大事なことです。人生「お金」も「成功」もなくては生きていけない。
だけど、それは「必要」なだけであって、「目的」ではないのだ。
そう、人生の目的では決して、ない。
人生とはいつだって
己の追求。
結局どれだけ自分を成功とかお金とかのスパンコールを身に纏ったところで、全力で走っている時にはそんなものは剥がれ落ちる。
最後に残るのは、自分が裸一貫でどれだけ戦えるのか、どれだけやれるのかっていう底力みたいなものが試される。
これはもはやスキルとかでもない。たとえ自分がやったことないものでも、どれだけ全力でキャッチアップして取り組めるのか?
そうやって戦える自分こそが人生を豊にできる。
人生の本物の満足感が得られるのはそういう時だと思う。