どうも、わたなべです。
会社員になって、『生涯賃金』を語る上で絶対に外せないのが『学歴』だと思います。中卒、高卒、短大よりも大学の方がいいに決まっている。
また、大学のレベルごとでどれくらいの生涯賃金の開きがあるのだろうか?という疑問が湧いている人もいるだろう。
今日はもちろん、そういうところにも触れていく。
が、しかし
実際、問題はそこではないと思う。そもそも根本が崩れ落ちるような世界になってもおかしくない。
自分の大学の生涯賃金を見て「あ〜良かった」とか思わないでほしい。その考えが一番やばい。自分の大学の生涯賃金を見て安心しようとしている人は今後人生を思いっきり苦労する可能性があるので必ず最後まで読んで下さい。
学歴と生涯賃金の関係は明白
まず、当然のように学歴と生涯賃金の関係はある。
これは学歴と初任給の違いを表した図で、この時点で高卒と大卒では4万円/月ほど賃金が異なる。もちろん高卒の方が早くに働き出すが、この後の伸びも圧倒的に大卒の方が給料が上がりやすい。
このように、生涯賃金は短大卒を除けば、大卒>高卒>中卒という順番になっている。また、同じ大卒でもその学歴によっては大きな差が生まれてくる。
やはり東大、早慶は大卒平均の生涯賃金よりも1億円以上ももらえるお金が多い。
これは、平均33歳のサラリーマンの学歴別平均年収である。やはり上位は誰もが知っている大学が上位に来ている。
今後このランキング上位はどんどん収入が上がっていき、学歴による格差が生まれてくるだろう。
学歴で生涯賃金の差があって当然
むしろ、学歴と生涯賃金に相関が無いと思っている方がおかしいのではないだろうか?
今更この事実に驚く人もそれほど居ないと思います。
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/1a7d44ad603b119145542c4579a7bbfc.jpg” name=”わたなべ”]だから、これを見た高校生は学歴を上げるためにちゃんと勉強しましょう!大学生はせめて大学院でロンダリングしましょう!文系の大学生は諦めましょう![/voicel]
ということを言いたいのではありません。学歴がいいほど給料が良いに決まっているし、それにともなって生涯賃金が上がるのは当然であると思う。
そこじゃない!
問題は縦軸の目盛りである
一番危険なのは「あ、俺の生涯賃金3億円近くあるじゃん!」と思うことである。
学歴別平均年収のグラフを見た場合の縦軸の数字を真に受けることが一番危険なのです。
つまり、学歴と生涯賃金には相関があるが、これらの中卒から大卒までの収入が地盤沈下していくと思います。
なぜなら、
これは過去のデータであるからです。
いま出ている生涯年収なんてものは、これまでの時代の『年功序列』『終身雇用』が当たり前の時代に描かれたものである。
このように、年々平均年収が下がってきています。
学歴ごとで年収の差はある。でもみんな下がってきている。コンピューターに取って代わられて人間が出来ることがどんどん減ってきています。
高学歴だから生涯賃金が低学歴より高い!と喜ぶのは、沈みかけているタイタニックの上の方にいる人が、それよりも下のところにいる人に
「俺のほうが高いところにいるぜ!!」と喜んでいるように見える。
僕からしたら、
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/f7489fbfb79ce2d0b3dfd45347d10274.jpg” name=”わたなべ”]どうせ沈むやん![/voicel]
と思ってしまう。
その会社だって存在し続けるかわからない
これは、東芝の半導体事業部がおそらく海外に売り飛ばされる話。東芝がなぜこのように半導体事業を手放さなくてはならなくなったか?
それは、原発事業で7000億円の損失を出した。これだけ損失を出すと、年内に金を調達できないと東芝は上場廃止になる。つまり、そこら辺の中小企業と同じような扱いになるのである。
それを阻止しようとして、とにかく赤字を黒字に埋め合わせるために、半導体事業部を売却するのだ。半導体事業部は業績も素晴らしいため、売れば高く売れるからである。
よく大学生で
「電気電子系はこれからも需要があるから潰れなさそうだから、この電子工学コース選ぶわ!」みたいな会話があります。
そう、たしかに電気電子系はこれからもインターネット機器の発達のために必要不可欠だろう。しかし、それとその仕事に従事している会社員の安定は全く別の話である。
今回、東芝ほどの超大企業でグループ会社がこのような自体になっているのである。おそらく東芝の半導体事業部の人なんて、入社したときにこんなことになるとは一ミリも思っていなかったはずである。
まさか、原発事業のケツ拭きを半導体事業部がさせられるなんて思っていなかっただろう。
東芝の半導体事業部の買い手は今のところ日本には居ない。半導体事業部の人間はこのままでは海外の会社になってしまう。
海外の会社になったら、、、
その国に呼ばれて海外に転勤になるかもしれない。その国に技術だけを盗まれてその技術を得たら、クビにされるかもしれない。
日本人の待遇を差別されて給料が下がってしまう可能性だって大いにある。
シャープなんてもはやすでに丸ごと日本の企業ではなくなっている。
上司が全員中国人や韓国人になったらどうでしょうか?ブラック企業も目じゃない待遇かもしれません。
大企業だから今後50年という自分が働いている間その場所にあり続けるという保証なんて一つもないのです。
10年後にその仕事が本当にあるのか?
10年後にコンピューターやAIなどの技術革新でなくなると言われる職業の羅列である。これを見ると、単純労働のようなものはもちろん、
「銀行の融資担当者」「税理士」などのように、意外と大卒で就職したいと思っているような職業がランクインしているのです。
テクノロジーは一旦進んだらもう戻ることはまずありません。その仕事があるのか?その会社がまだあるのか?結構あやうくないですか?
個人で稼ぐ力をつけるしかない
別に就職をしてもいいと思うし、会社に居ることも問題ないと思います。
しかし、会社にあなたの心臓を握られてはいけないと思います。心臓のすべてを握られていると、あなたがもしやばいと思ったときも、
沈む直前まで日銭を稼ぐためにその会社にしがみつかなければなりません。沈みかかっている船に乗り続けなければならなくなります。
そうなる前に、自分で生活くらいはまかなえるくらいは稼げている必要があると思います。
別に大きなことをする必要はありません。
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