どうも、わたなべです。
MARCHってかなり多くの受験生が滑り止めに使いますよね。特に早慶を第一志望にしている人たちは、ちょうどMARCHを滑り止めにします。
でも、実際早慶に落ちて滑り止めでMARCHに行ったとしたら、どうでしょうか?特に浪人を許されず現役でMARCHに進学せざるを得なかった人なんかは、学歴コンプレックスでうつ病になってしまいます。
今日は、まさに早慶に落ちて浪人を許してもらえずMARCHに進学せざるを得なくなり学歴コンプレックスになりうつ病になった人の話を紹介します。
早慶が模試でB判定を獲得するも油断から不合格
私は高校までは常に成績トップクラスで、その県では一番だと言われる公立の進学校に通っていました。
志望校を決める段階になって、東京に出て華のキャンパスライフを送りたいと考え、私立大学の最高峰・早稲田大学への進学を希望していました。
それほど裕福な家ではなく、しかも私立大学希望とあって親からは大学受験は現役のみしか許されないと言われていました。
落ちることはできないという思いから必死で勉強し、偏差値はぐんぐん上昇、摸試でも早稲田はB判定以上が安定して出るようになりました。
学校でも先生や友人から「あいつはもう大丈夫だろ」という扱いを受け、正直なところ油断がありました。
肝心の受験本番で全く振るいませんでした。
[keikou]早稲田どころか第二志望の明治も落ち、結局滑り止め扱いの法政しか受からず、泣く泣く法政に進学することにしました。[/keikou]
6大学のイベントで早慶への学歴コンプレックス噴出
一番つらいのは6大学のイベントがあった時です。
新入生歓迎会を兼ねて、春の6大学野球のリーグ戦の応援に動員されたのですが、相手は憧れていた早稲田。
[topic color=”green” title=”参考”]
東京六大学とは、東大、早稲田、慶応、明治、立教、法政の六大学の総称で学力でまとめられたグループではない。
[/topic]
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/b8201ae300d44c91fabe8c0214bb39ea.jpg”]俺のいるべきところはここじゃない[/voicel]
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/b8201ae300d44c91fabe8c0214bb39ea.jpg”]なぜ法政なんだ、俺は早稲田に行くべきだった男だぞ[/voicel]
そんな思いが巡り試合どころではありませんでした。
高校の同級生たちに見下されるのも耐えられないことでした。
同級生も6大学に多数進学していたのですが、はっきり言って法政大学は6大学での序列は最下位。
[topic color=”greene” title=”参考記事”]
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相手側の応援席には、高校時代私以下の成績だったクラスメイトがいました。
同窓会に行っても「所詮法政」扱いを受け屈辱で涙がにじみ、途中で退席して二度と顔を出しませんでした。
それでも、切り替えて大学生活を満喫しようと試みましたが、学歴はいつまでもついて回りました。
女性関係でも付いて回る学歴コンプレックス
合コンに行っても、自分より偏差値の高い大学の女の子がいると、こいつはバカだと見下されているような気がして不愉快になりました。
上手く事が運んで女の子と付き合うことができても、彼女のバイト先の知り合いに早稲田の学生がいたこともありました。
彼女のSNSを見てみると、バイト先の飲み会ででその学生と楽しそうに過ごしている写真がありました。
激しい嫉妬心にかられ、深夜にもかかわらず気づいたら彼女に電話を掛けていました。
「俺よりもどうせ頭のいいそいつの方が魅力的なんだろ」と彼女に当たり散らした結果、当然のごとく彼女から見捨てられ失恋。
コンプレックスはますます募るばかりでした。
大学でも周りを見下し孤立する
元々俺はここにいるはずじゃないとの思いが強く、そうした思いが態度に表れた結果、大学内でも次第に孤立していきました。
授業にも身が入らず、バイトに通うのも億劫になり、家に引きこもって過ごすことが多くなりました。
外に出て人に会い、「どこの学生なの」と聞かれることがつらくてたまらず、人間関係を一切断つようになっていました。
そのような状態なので当然落第したのですが、それすらどうでもよく感じていました。
落第のことを通知で知った両親が田舎から飛び出してきました。
強引に田舎に連れて帰られ、そのまま病院に直行。
そこで、鬱病の診断を受けました。
結局大学は1年ほど休学、実家の両親のもとで過ごすことになりました。
孤立状態を解消したこともあり、うつ症状の方はだいぶ落ち着いていきましたが、学歴コンプレックスは解消されませんでした。
結局私は大学を卒業するのに6年かかりました。
何とか卒業できたものの、その経歴のため高卒がほとんどを占める職場にしか就職できませんでした。
高卒の人から見れば、早稲田も法政も違いが判らないようで、周囲から比べられ屈辱的な思いをする機会は減りました。
とはいえ、コンプレックス自体は解消されていません。
環境が変われば、また重度のコンプレックスを発動するのではないかと不安です。
学歴コンプレックスとの向き合い方
早慶や私立大学は問題の相性で模試の成績から逆転が起きます。自分より下だと思っていた人が早慶に合格し、自分はMARCHに落ちるなんてこともよくあります。
このエピソードにめちゃくちゃ共感した人もいると思います。こういうエピソードを話しても、
世の中学歴じゃないよ!
みたいな綺麗事アドバイスに世の中溢れていてうんざりした経験もあるでしょう。僕もそうでした。旧帝大A判定ながら、落ちて中堅国立大学に後期試験で合格し通うことになりました。
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/d88442705a0a947df5e7dd890654b953.jpg” name=”わたなべ”]俺のいるべき場所はここじゃない。。。[/voicel]
そう思っていました。ですが、僕は学歴コンプレックスを学歴と全く関係ないところで解消することができました。学歴コンプレックスの解消法としてよくあげられるのが、資格や学歴ロンダリングです。
ですが、僕はこれらの解消法を全くオススメしていません。
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その理由は、
学歴社会で戦うということは、肩書きを武装するというパラダイムでいきているからです。しかし、肩書きの最高峰の学歴で満足できない中、付属品である大学院や資格ではこの先高々しれています。
そう、肩書き武装というルールの上では、この先一生負け続けるのです。
当然ですが、学歴ロンダリングは所詮学歴ロンダリングにすぎません。
ご実家にお金がない、と言うことであれば学費のかかる早稲田や法政といった私立よりも、東大や一橋、横国大や千葉大といった国立大学を目指すべきだったのではないでしょうか?
私の話ではないが、余計なお世話だろ