一般的に見たら優秀なMARCHの大学生。でも、[keikou]世間の評価ほどMARCHの学歴自体に満足できていない人はかなり多い[/keikou]です。
本当は早慶にいきたかったって人や、せっかく勉強で入ったのに勉強せずに入ってきた人が多すぎてがっかりしている人も多いでしょう。そこで学歴コンプレックスを感じるのも無理はないです。
今日はそのMARCHの学歴コンプレックスについてまとめていこうと思います。
MARCHなのに学歴コンプレックスを発症させてしまう理由
世間でいうところの難関大学なので、MARCHの時点で十分高学歴なのです。しかし、この記事にたどり着いた人は、MARCHの中でも自分の学歴に満足できていない人だと思います。
例えば、 AO入試で合格した人は、学歴コンプレックスなんて感じることもないでしょう。自分の実力以上の大学にきたのだから、大満足だと思います。そんな人はこの記事にたどり着くこともないでしょう。
おそらく、この記事を読んでいる人は、MARCHに進学したものの、自分の受験結果に全く満足できていない人だと思います。
AO入試や推薦入試、推薦入試の割合がかなり高い
一生懸命勉強して大学受験をした人にとって確かにMARCHは難易度は高いです。でも、内部進学やAO入試などの勉強をしなくても入学できる方法があります。
そのため、せっかく勉強して入学したにも関わらず、AO入試、推薦の枠が多くて
「一般入試の割合のグラフ」
大学名 | 割合(%) |
明治大学 | 71.4 |
青山学院大学 | 67.0 |
立教大学 | 66.8 |
法政大学 | 63.7 |
中央大学 | 57.6 |
このように、一番一般入試の割合が大きい明治大学でさえ10人いたら3人は一般入試を受けずに入学しているのです。青山学院大学以下は3人に1人以上が一般入試を受けずに入学し、中央大学に関しては約2人に1人がAOや内部進学などの勉強してない勢なのです。
ほとんど全員が一般入試で勉強をして入学している国立大学に比べたら明らかに高すぎる数字です。
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/b8201ae300d44c91fabe8c0214bb39ea.jpg” name=”わたなべ”]
一般入試を受けずに入学してきた人たちと一緒にされたくない![/voicel]
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/b8201ae300d44c91fabe8c0214bb39ea.jpg” name=”わたなべ”]MARCHは受験したらかなり難関なのに、AO入試や推薦、内部進学でザルに合格できることが気にくわない。そして一括りにされたくない。[/voicel]
こういう思いがあって、学歴コンプレックスが発症してしまうのでしょう。
MARCHは学力の幅がめちゃくちゃ広い
一般入試で合格した人のほとんどは旧帝大、東工大、一橋、などの国立大学の滑り止めだったり、早慶の滑り止めだったり、かなり学力的にレベルが高い人が多いです。
その一方私立特有のAO入試やエスカレーターの内部進学の多さで、かなりの学力の開きが出てしまうのです。おそらくちゃんと勉強した人にとっては、多分内部生やAO入試の生徒はお猿さんにしか見えないのでしょう。
早慶に落ちて滑り止めのMARCHに行った人は学歴コンプレックスを発症しやすいです。特に明治大学、法政大学、立教大学は、六大学というくくりで早慶と混ざって活動する機会もあります。
六大学野球なんか見に行った時に
[voicel icon=”https://yuta-silicon.com/wp-content/uploads/2017/09/3f87b92423aa1c7898d46174dec547b4.jpg” name=”わたなべ”]なんで俺は早稲田の応援歌を歌っていないんだろう。。[/voicel]
って考えて鬱になってしまう人も少なくありません。
[topic color=”red” title=”早慶に落ちてMARCHに進学した話”]
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学歴フィルターのボーダーライン
就活には学歴フィルターがあります。
[topic color=”green” title=”参考記事”]
学歴フィルターとは?
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そもそも、就職活動の面接以前に学歴だけで全て切り捨てられてしまうというボーダーです。毎年大量の学生が応募してくる大企業なんかは学歴でふるいにかけないと無限に面接をしないと行けなくなってしまうのです。
そして、MARCHは大企業の学歴フィルターの境界線付近に存在している立ち位置なのです。もちろん、MARCHは高学歴ですので、基本的に大企業の学歴フィルターで落とされることはないですが、ボーダーラインなので、そのあとの面接では周りはほとんど早慶や国立ばかりになってしまうでしょう。
[topic color=”green” title=”参考記事”]
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[topic color=”green” title=”参考記事”]
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就職できても出世の学閥に乗れない
たとえ、MARCHで大企業に就職することができてもまだ悩みは尽きません。
MARCHでは大企業に就職することができる学生はたくさんいますが、出世が制限されていることが非常によくあります。企業の出世は出身大学の学歴で決まることが非常に多いです。
例えば、三菱UFJなんかは、トップに東大法学部を置いて、それ以外の取り巻きは京大、一橋、早慶に囲まれています。
MARCH、関関同立のなかで一人だけ同志社大学出身がいるくらいです。とは言え、同志社というのは関西に早慶レベルの私立がないから関関同立と括られていますが、実質早慶レベルです。
だから、MARCHでたとえ大企業で働けたとしても、そしてその中でどれだけ実績を出したとしても、学歴フィルターで出世の上限ができてしまうのです。
このことをいち早く理解したMARCHの学生は学歴コンプレックスに陥る可能性が高いです。
早慶上智との圧倒的な格差
実はMARCHは、偏差値的に見たら早慶にも負けない学部って意外とあるんですよ。でもMARCHと括られてしまいます。早慶でも商学部とか教育学部とかしょぼい学部っていっぱいありますよね。
それに比べたら、MARCHの方が優秀なこともあります。しかし、世間はそういう風に見てくれません。実質難易度は早慶より高くてもそれは無視されます。逆にMARCHの一番低いところは日東駒専よりも低いところもあります。
世間の人はMARCHの序列なんて一ミリもわかっていません。
[topic color=”green” title=”参考記事”]
この記事を書くまでは僕もMARCHのどれがいいとか、MARCHの中でどれが上位校なのか?とか全く考えたこともありませんでした。
実際は、明治大学と法政大学ではレベルが違ったりと、中央大学の中でも法学部は抜きん出たりと色々あります。でも一律MARCHとまとめられることにもコンプレックスを感じている人もいます。
世間では実力が見られることは稀で、[keikou]MARCHなのか、早慶なのか?その大学群で全て判断されてしまうのです[/keikou]。
そして、世の中では「出世競争」「学歴フィルター」など様々なことで早慶とMARCHの格差が生まれることが非常に多いです。
MARCHに入試で合格できる人は間違いなく優秀である
はっきり言って、MARCHをしっかり受験で合格する人って十分優秀です。だけども、先ほども言いましたが、世間では「MARCHの学生」というくくりでしか見てくれません。
僕も実力より知名度が低い大学に進学していました。
[topic color=”blue” title=”重要関連記事”]電農名繊とは学歴コンプレックスで悩む理系の温床[/topic]
この記事でも書きましたが、理系単科大学って全国的な知名度はめちゃくちゃ低いんです。だから、大学名を言っても微妙な反応されるんですよ。僕はこれが結構コンプレックスでした。
これと一緒で実力を持っている学生が正当に評価されていないのが、「MARCHという括り」のせいなのです。
MARCHの人の学歴コンプレックス解消法とは?
僕は、MARCHの人が学歴コンプレックスを感じて、早慶を目指し直したり仮面浪人している姿を見て、非常にもったいなく感じます。
世間でいう扱いでいうと非常に似た境遇の僕ですが、一切学歴や資格を取ることはしませんでした。しかし、それでも今では微塵の学歴コンプレックスも感じていません。
というのも、僕の場合はこの学歴という不毛な戦いから、別のあるところに写したのです。