今日とあるパン屋さんに行きました。
そのパン屋さんは直売所なのですが、街のパン屋ってイメージではなく、もはや小さい工場のような場所です。
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あ、ちなみにこの話ちゃんとこの記事の『大企業は歯車しか求めていない』って話につながりますからね(笑)
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普通のパン屋よりも直売所だから安いんですよ。輸送コストもかからないし、卸の値段もかからないし。
なので、しょっちゅうここのパンを購入します。
めちゃくちゃ美味しいわけではないんですが、安いし、いい感じのの距離にあるのでよく行きます。そのパンの直売所で働いている人はほぼ100%老人です。
70歳は確実に過ぎているだろうな〜って言う人ばかりで、おばあさんやおじいさんがたくさんパンを作りつつ、販売もしつつ、って言うなかなかカオスなパン屋です。
そのパン屋さんには、なぜか僕にパン1つにつき20円ほどまけてくれるなぞのお婆さんが居ます。そのお婆さんは超ヘビーローテーションで働いているので、
もはやマイナス20円が定価みたいなもんです(笑)
元々そのパンって100円とかそれくらいなので、もはや20%オフなわけですよ。今日は3個パンを勝ったので60円ほど安くなりました。
そのお婆さんは満面の笑みで微笑みかけてきます。
「まあいいや!120えんでいいいよ!(140円のパン)」
まあいいやとか言ってるやん、、絶対このお婆さん独断で安くしてるやんw
そう、仕事のやりがい!みたいなのをみなぎらしていたわけです。僕も、嬉しいのでありがとうございますと笑顔で言います。
まあ、普通に僕としてはラッキーですからね。
しかし、僕は起業家です。その目線で考えると
絶対こんな従業員雇いたくね〜〜〜〜!!!って思いました。
もちろん、勝手に値段安くしてんじゃねえよ!って思うのもそうなんですが、実はそこだけじゃない!
言いたいのは、いらんことすんな!ってことなんです。
起業してわかる従業員に求めること
僕は、ほとんど一人で完結できるブログビジネスをやっていますが、それでもビジネスを加速するために外注として人を雇うことがあります。
外注さんにはブログの記事を書いてもらいます。そのときに一番求めることというのは、『言われたとおりにやる』ということです。もちろんクォリティが高ければ嬉しいです。
文章が上手ければ更にうれしいです。しかし、一番辞めてほしいのが自分の意見を入れることです。
例えば、僕は以前セックスレスのアフィリエイトサイトを外注のライターさんにすべての記事を書いてもらって構築していました。
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アフィリエイトとは何かを知らない人はこちらの記事参照。
[kanren url=”https://yuta-silicon.com/affiliate-beginner/”]
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そのときにお願いしたライターさんは、とにかく自分の主張を記事に書こうとするのです。
「セックスレスに関しても無理してセックスレスを解消する必要はない!」と記事で書いてしまうのです。そのライターも実際にセックスレスで、実際別れてスッキリしたから解消せずに離婚しても良い!という主張の記事を書き上げました。
確かに、そうかもしれないのですが、僕がそのサイトを作る理由は、セックスレスを解消して夫婦仲を良くするDVDでした。
「いや、たしかにそうなのかもしれないよ!でも俺って『セックスレスを解消するDVD』を売りたいって伝えたよね?」
って思ってしまうんですよ。
もちろん、そのライターさんが言っていることのほうが正しいかもしれません。でも、僕の計画的にそれを書かれると不都合なのです。
つまり、いらんことすんな!ってことです。おそらくあなたも起業家だったとしたら、そう思うと思います。
大企業は中小企業の何倍も歯車を求める
まだ、僕のように個人でビジネスをする人は、外注さんと話しているときの着想をビジネスに活かしたりすることもあるし、ベンチャー中小企業は社員一人ひとりを尊重したりすることもあるでしょう。
しかし、大企業というのは、個人のオリジナリティや創意工夫を排除します。より仕組み化ができあがっているのです。大企業が求めているものは歯車です。
大企業の歯車とはうまくいったもので、噛み合って動力を受け流すだけなんですよ。
上の歯車から受けた力をそのまま他の歯車に受け渡すだけ。
歯車が伝達する力が摩擦で減衰することはあれども、その力を増幅させることはありません。
降ってきた仕事をただこなし次に繋げる。それ以上は求められない。むしろ一つの歯車が無駄に動力を持ってしまうと、全体のバランスがおかしくなってしまいます。
だから歯車には次の歯車に力を移すこと以外何も求められていません。
この歯車システムが大企業になればなるほど強固になります。就職試験はするものの毎年どんな社員が入ろうとも、会社は運営させ続けなければなりません。
今年入った新入社員のせいで会社の経営が傾くことなんかあってはならないのです。それくらい、誰がやっても結果は変わらないし、一人一人に工夫の余地を与えないのです。
工場労働と何ら変わらないシステムです。そこに社員一人ひとりの独創性は求められていません。
職業とやりがいはもともと無縁である
僕が仕事で一番やりがいを感じるのは、自分で試行錯誤してやったことがうまくいったときです。
他にも、「これってうまくいくのかな〜」と半信半疑でやっていたことが、諦めずに続け、うまく言ったときも「あぁ続けてよかった!」とやりがいを感じます。
で、就職ってこの2つが全く無いんですよ。あなたの試行錯誤が求められることなんてほとんどありません。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sai.png” name=”大企業の社長”]金をやる代わりに俺が思い描いたビジネスの歯車になりやがれ![/speech_bubble]
これが大企業です。当然、大企業はあなたの仕事のやりがいなんか一ミリも考えていません。よくリクルートとかが、『やりがいのある仕事を見つけよう!』みたいなキャッチコピーを使いますが、
あれは、リクルートのマーケティング戦略ですからね。そもそもリクルートはなぜ無料で僕たちの就職を支援してくれるんでしょうか?
なぜ、無料で企業とのマッチングサイトを作ってくれるんでしょうか?それはリクルートは学生を企業にぶち込めば大量のお金をもらえるからです。
[kanren url=”https://yuta-silicon.com/shukatsu-shimahende/”]
リクルートがやっているのは人材派遣で、言ってしまえばアフィリエイトみたいなもんです。
だから、雇われることと、やりがいというのは両立しないことがほとんどです。特に大企業は歯車しか求めていませんから。
そんな中でやりがいを見つけられる人は天才だと思います。僕も以前マクドナルドで働いていていました。
ホリエモンが逮捕されて「拘置所にいたときに地味な作業を楽しむことが出来た」と言っていて、マクドナルドの仕事にやりがいを見出そうとしました。
無理でした。やればやるほど自分が歯車なんだな〜と思っていました。
「いや、絶対にベーコン入れたほうがうまいやろ!」と思いつつ、マニュアルをただただ働いている時間中何度も何度も繰り返す。
同じような動作を繰り返して変わり映えのない日々。
ああなんか
最後に〜大企業の歯車から脱出するためには?〜
中には、仕事のやりがいを感じている人も居るだろうし、大企業で働くことに夢を見ている人もいると思います。
ただ、この記事にたどり着いた人って「大企業 歯車」とか調べて来ている人がほとんどだと思います。そんな人は、おそらくやりがいを感じていないんだと思います。
僕みたいに一度も就職しないという道を選ぶ必要はありません。ただ、就職してみないとその仕事がどういうものかなのか?
そして、その仕事が本当に自分のやりがいになるのか?ってわからないですよね。
もし、就職して仕事のやりがいがなかったらどうしますか?やめるにやめられないですよね。収入源が会社に依存してるんですから、無収入の状態でやめるわけにはいかないですよね。
だからこそ、
会社に心臓を握られるな!
と言いたいです。
株式投資の世界では有名な格言があります。
卵は一つのかごに盛るな
です。
卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということ。
出典:野村證券
という意味です。
これって、投資だけの話じゃないと思うんですよね。今後就職する人も、今会社で働いている人も、企業という一つのかごにすべての収入を盛るってめちゃくちゃアブナイです。
これは金銭的な面だけでなく、メンタル面でも重要です。ブラック企業ややりがいがない会社でもやめられない人には収入がなっくなってしまうからやめられないって人も少なからずいると思います。
だから、これからの時代は働いていても、就職するとしても自分だけの収入源は絶対に持っておくべき時代になると思います。インターネットを使えば、ある程度の期間頑張れば本業を越える収入は誰でも作れます。
ps
大企業のこの仕組みが悪い部分だけだとは思いません。世の中には、自分の頭で考えたり、自分で何かをして成長するのが、面倒くさい人も多いでしょう。
本来生物学上変化しない者は自然淘汰されます。しかし、そんな人達でさえも生きているというのは、大企業のおかげだと思います。
pps
別に職業で自己実現する必要あるのか?って思います。仕事ってお金を稼ぐためって普通に言えばいいと思うんです。
仕事=生活費を稼ぐためであり、自己実現のためのツールであり、、、、etc
と仕事に色んな意味を持たせるからわけわからんことになるんだと思います。そんなオブラートに包んで本質をぼやかすのはやめ
実際は金のために働いているということを認識したほうが楽になれます。僕がサラリーマンだったらいかにサボって時間と体力を趣味とか好きなことに当てるか?って考えますね。
それか、もういっそのこと起業して自動で収入が入る仕組みを作るかですね。僕は大学生の間に収入源をネット上にあっさり作ったんで就職せずに高等遊民のように生きています。
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高等遊民とは世俗的な労苦を嫌い、定職につかないで自由気ままに暮らしている人。明治末期から昭和初期の語。
出典:デジタル大辞泉
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大学生ならば、今のうちに収入の柱を作っておけばいいでしょう。就職していたら、働きながらでも自分の収入源を作っていきましょう。
サラリーマンとして定年まで特に大きな問題も起こさず、事故ることもなく働ききることに比べれば、遥かに簡単です。サラリーマンとしての定年までって、60年近くの計画ですからね。
60年かけた一大プロジェクトに失敗したら人生の大半を失ってしまいます。僕はそれなら1年足らずで自分の人生を一気に変える道を選びました。
今の仕事も好きだけど、飽きたら辞めて別のことやるか、趣味だけに専念します。ブログは僕の代わりに休まず働いてくれますから、趣味だけで生きていても収入が下がることは無いです。