小さな成功体験を積み重ねることって本当に大事?大きな成功と比べるとバカバカしく感じるんだが・・・
成功者は小さな成功を積み上げていると聞きました。僕の人生全然成功ないのですが、どうしたらいいでしょうか?
このような悩みにお答えしていきます。
やはり経済的に成功している人や、起業してうまくいっている人ってだいたい高学歴だったりしませんかね?
他にもスポーツができる人とかも、ビジネスだったり仕事でうまくいっている人が多いです。つまり、過去の成功体験がある人は、たとえ違うジャンルでも結果を出す可能性が高いです。
小さな成功体験は人生全体、特にビジネスでも非常に重要です。今回はこの小さな成功がなぜ必要か?ない人はどうしたらいいのかを解説していきます。
大学受験で受験生を3000人以上指導してきて、メルマガ読者が3万人を超えているので、成功する人と失敗する人の違いは誰よりも見てきています。
なぜ小さな成功を積み上げることが人生で重要なのか?
1.次々挑戦しようという気になる
小さな成功体験を積み重ねてきている人は、何かに新しく挑戦する時に、「これはもしかしてうまくいかないんじゃないかな・・・」みたいな発想になりにくいです。
むしろこれまでの人生で、大学受験も、部活も、大学の勉強も、就職活動もうまくいっている人は、次に何かを挑戦してもきっとうまくいくだろうと考えて行動することができます。
この時点で小さな成功体験を積んでいない人と全く行動の仕方が変わります。特に自己投資で講座にお金を払うときの質問が違います。成功体験がない人の場合は、
こんな僕でも成功できますか? 絶対できますか? 騙されるのが怖いです
こんな風な発想になってしまいます。
2.「失敗するかも」というネガティブな考えが出てきにくくなる
小さな成功を積み重ねることで、挑戦に対してネガティブな思考が消えていきいます。
「やればできるでしょう。」という全能感に包まれてきます。
僕のメルマガに登録している人の中にもいるのですが、
「詐欺じゃないですよね?」
とか
「絶対に稼げますか?」
とか聞いてくる人がいます。もちろん明らかな詐欺なものに騙されかけている人や、明らかに高額すぎるサービスに騙されかけている人もいます。
そういう場合もありますが、あまりにも疑心暗鬼になっている人がいます。そういう人は、
3.マインドセットが整っていく
ビジネスを始める人でマインドセットに関して聞いたことがある人はいませんか? マインドセットはその人の行動や判断を決める考え方みたいなものです。
成功者は成功者のマインドセットに従って行動します。そして成功できない人は成功できない人のマインドセットに従って行動します。なのでうまくいかない人はびっくりするほどマインドセットができていません。
さらに面白いことに、マインドセットは成功を重ねることで整っていきます。
マインドセットを知ったからマインドセットが完璧になるのではなく、マインドセットを知り、その通りに考えて、それで実際に行動して小さくでも成功することで、マインドセットが腑に落ちてきます。
学歴が高い人ほどネットビジネスもうまくいく人が多いです。その理由がマインドセットが大学受験ですでに整っているからです。
以前、残酷な記事を書きました。学歴とネットビジネスの成功に関してです。これもマインドセットが大学受験でできている高学歴の人はネットビジネスも成功しやすいということです。
もちろん、高学歴の人がもともとマインドセットが良かったのかというとそうでもなく、これは努力次第でうまくマインドセットを整えられます。
これについて記事の最後の方で解説します。
小さな成功体験を積み上げていない人の特徴
1.失敗を強烈に恐れ、失敗して無能さが露呈するくらいなら失敗しないようにする
成功の反対は失敗ではない!何もしないことだ!
これめっちゃよく言われる名言ですよね。手垢がついているような言葉です。でもまさにこれです。結局小さな成功を積み上げていない人って、単純に行動不足なんですよね。
すごく失敗を恐れているんですよ。過去に成功体験がないので、これをやったらうまくいくんじゃないか? っていう期待があまり持てない。
そして、少し努力をしてそれでうまくいかないと、「このまま努力を続けてそれでも全然うまくいかなかったら、自分の無能さを認めなければならない」という思考になります。
つまり、大したことないやつに限って自分のプライドを守ることばっかりに目がいって、努力してもうまくいかないことを恐れて努力をやめてしまうんです。
例えば、大学受験の時に「勉強してない自慢」みたいなことをする奴いませんでしたか?これもかなり似ています。
全然勉強してないわ〜
こういう風に結果が出る前に、努力しないことで予防線を貼る奴っていますよね。こういう人っはどんどん自己暗示で失敗ができなくなり、必然的に成功体験を積むこともできないのです。
成功の反対は失敗ではなく何もしないことです。努力に至る前に諦める人が多いので、もはや失敗をすることさえできないんです。
こうして学習しても無駄だ、元の能力が全て。みたいな発想になって学習性無力感という状態に至ります。
2.ベクトルが自分に向いているか他人に向いているか
小さな成功を積み上げている人って、ベクトルがマジで自分に向いている人が多いです。なぜなら自分の努力で未来を切り拓けることを知っているからです。
一方で小さな成功を積み上げていない人は、ベクトルが全て他人に向いています。自分でなんとかできないから他人任せ。そういう人はこんな感じのスタンスになります。
あまりにもひどいので見るに堪えないのですが要約します。
前野球の教材を買ったけどうまくいかなかった。うまくいくまでサポートしてもらえると思っていたけど、してもらえなかった(商品金額は10,000円でんなわけないだろ)。見捨てられた。
今度は見捨てられたくないので、うまくいくまで面倒を見て欲しいんです。途中で見捨てないでください!
こんな内容です。やべえwwww世界は広いなwwwwって思った人。あなたは大丈夫です。
「え、このどこが悪いの?」
って思った方。僕はとりあえずあなたとは関わりたくない(笑)野球のコンテンツを見てそれでうまくいくように工夫するのは本人です。
そしてより近いレッスンを要求するなら1万円の買い切りでできるはずがないです。このように自分の成功を他人に完全に依存してしまうのです。成功体験がある人は自分で人生を切り拓けることを知っています。
成功体験を積めば積むほど人生の主体性が増していきますし、成功体験がない人ほど、「ノウハウ」や「他人」のせいにしがちです。
失敗体験や過去に成功体験がない人はどうする?
1.成功体験を細分化する
過去にあまり成功体験を積んでいない人の思考は極端なものが多いです。成功体験が多い人は、大きな成功をするまでに小さな成功と失敗を繰り返すのが当たり前だと思っています。
なのでへこたれずにうまくいかなくてもコツコツできます。成功体験がない人にビジネスを教えた時は、次のようになります。
「月収10万円稼ぐ!」
↓
「20記事くらい書いて何も成果が出ない(初心者なんだから当たり前)」
↓
「これ以上努力してダメだったら自分は無能だと認めなきゃいけない」
↓
「別に大事なことがあって忙しくてやれなかったっていう言い訳を始める」
本当にこのパターン多すぎてドン引きですね。僕が指導をちゃんとやって、ちゃんと行動量が伴っている人で全く結果が出なかった人なんていません。
小さな成功が大きな成功につなげようとしすぎない
やれば100%成功できることだけを成功と定義します。例えば毎日3km走るとかって、まあやれば必ずできますよね。毎日ブログを書くのは多少ハードルがありますが、やろうと思えばできます。
一方で、目標を「フルマラソンで4時間を切る」とか「半年後に月収100万円を稼ぐ」とか、こういうことを目標にしてしまうと、そこまでの道のりが見えないので挫折してしまいます。
なのでそういう大きな目標と、毎日のようにやって得る継続ができるのような小さな成功は切り離してオッケーです。
まずは自分でコントロール可能なことだけを目標にすることです。
例えばビジネスでも、毎日できることを確実にやることを目標にするのです。「毎日必ずブログを1記事更新する」みたいな目標は自分でコントロール可能です。
毎日何かをやることで、「3ヶ月継続することができた!」という小さな成功体験を積むことができます。この小さな成功体験と大きな成功(例えば月収100万円稼ぐ)を一緒にしてはいけないんです。
これやっても意味ないよな・・・時間の無駄だよな・・・
こういうことを1ヶ月とか2ヶ月やったくらいでやめてしまうのが一番成功体験を積めない典型的なパターンです。継続することが成功に繋がる必要はなく、習慣のように継続することだけに意味があるんです。
成功体験を積み上げた人が陥るデメリット
成功体験を積み上げることは基本的に良いことです。しかし、若干デメリットがありこのデメリットでがんじがらめになっている人もいます。
なのでこれから小さな成功体験を積み上げていきたい人は、頭の片隅に置いておいてください。
うまくいっていることを手放せなくなる
一度うまくいったことがあると、それを手放すことが怖くなり新しいことに挑戦できなくなってしまいます。これは過去に積み上げたものを捨てるのが恐怖に変わるからです。
僕の友人にも東大に合格して、さらに超大企業に入社して、そのせいで会社をやめることができない人がいます。
成功したことでプライドが高くなる
成功を積み上げると、積み上げた成功に見合ったプライドも高くなってしまうんですよね。これが非常に厄介です。成功すると人は成功者らしく振る舞いたくなるものです。
成功すると成功者みたいな発想から降りられないんですよね。
これは福本さんの漫画、アカギシリーズの天の最終巻のアカギのセリフです。
すると次から次へと後続に自分と同じようなことを始める人っていっぱいいるんですよ。そういう人を断罪したり、そういう人に対して厳しいことを言うご意見番みたいになっちゃう人が多いんですよ。
自由がないんですよね。
小さな成功を手に入れて、それでプライドが極限まで跳ね上がる人も多いですよね。
エンジニア業界でエンジニア転職した後に、駆け出しエンジニアを見下し始めるのは、
「インフルエンサーは」
こういう人って本当によくいます。大したことないのに、自分が成功者かのように能書きばっかり垂れ始めます。
インフルエンサーのアンチってめちゃくちゃ多いんだけど、こういう人って自分が成長しないから、周りの人を陥れることで自分の心の安定を保っているんですよね。
素晴らしい成功者になるには失敗でプライドを崩されることも重要
成功体験を積み上げると同時に、それを崩されることも非常に重要です。大学生の時にブログで稼げるようになって、プライドが高くなりました。
そのせいで古いことに固執したり、他人に負けることが嫌で、他人に攻撃的になったりインフルエンサーのアンチになったりしていました。
でも、人生は有限なので少ない人生で誰かに構っていたり、1つのことに固執することほどもったいないことはありません。
他の人に負けたり、自分がやってきたことが崩されてからが本当の人生です。ビジネスに関してもうまくいかなくなってからなんとかしていくべきなんです。
成長して、その後失敗していろんなものを失うことで、プライドが上がりすぎず、過去にこだわりすぎず自由にいろんなことに挑戦し続けることができます。
大丈夫です。あなたが小さな成功を繰り返して成功を積み上げれば、成功を再現することができます。成功すれば成功をパターンが見えてきます。