よく「学生起業塾」というものを耳にします。
特に都内では、様々なところで開催されています。また、世間では「意識高い系」と揶揄される事も多いでしょう。
実は、僕はこのような学生起業塾に潜入した事があります。そこで、そのときの体験をまとめて、学生起業塾に入ろうか悩んでいる人の参考になればなと思います。
学生起業塾に潜入してみた!
僕は、大学3年生のときに学生起業塾に潜入してみました!
当時、すごい口だけの野望のある人たちに囲まれて、人間観察としてとてもとても楽しい時間を過ごせました!
ということで、学生起業塾の特徴やその様子、を語っていこうと思います。
学生起業塾の特徴
学生起業塾に潜入してみて、わかった学生起業塾の特徴。についてお話ししていきます。
事業計画書とかを書く!
事業計画書を書く会がめっちゃ開催される!
この事業計画書というのは、妄想で事業計画書を書きます。
ちなみに、「事業の立ち上げ方」ではなく、「事業計画書の書き方」である。
プレゼンをよくして全肯定で気持ちがいい
みんなでプレゼンをやる。ビジネスモデルを提案するプレゼン大会が催される
プレゼンしてよかったら賞を貰える!
なんか大勢の人の前でプレゼンしてジョブズになった気持ちになれる!
うれしい!!
みんな拍手してくれる!
僕は成長したんだ!!!!!!!!!!
もう僕は選ばれた人間なんだ!!!
そして、このプレゼンで優勝した方はなんとこのビジネスモデル提案の経験をいかして、就職していきました!!!
素晴らしいですね!!!
学祭レベルの起業実体験!
「起業体験」と呼ばれる催し物が開催される。
「こういう経験でお金に触れて実際収益を上げる事で、起業の感覚を身につけるのです!!」
なるほど!!!これはスゴい!!!
学祭の模擬店とほぼ同、、、は全く違う体験が出来る!!!こんな素晴らしい経験が出来る学生起業塾!!!最高!!!
学生起業塾の先輩とアツく話してきました
宿泊する企画もあり、実際にその学生起業塾の先輩とアツく語り合う機会がありメチャクチャ意識高い系でウザ、、参考になりました。
どのような会話をしたのかその一部始終を書いていこうと思います。
す、すごいっすね!じゃあ大学卒業したら起業するんですよね?
起業にはイノベーションのフェーズがwin-winになるほうがいいみたいですねww
コチラの会話は多少省略はありますが、ノンフィクションです。
学生起業塾の率直な感想
この学生起業塾というものを一言で表すと『サークル』です。
ここに居る人々は基本的に「上手くいきそうなら」起業するし、ダメなら「まあ俺は昔起業してさ〜〜」っていう話の種、思い出作りの為にここに来ています。
なので、別に起業することが目的ではなく
実際楽しい雰囲気もありましたが、これって学校のサークルやん。
と思いました。
うん、楽しかったよ。楽しかったんだけどね、、
『学生起業塾と言う名の第3次産業なんだな』と思いました。
まあ名指しでやると良くないけど、この学生起業塾を立ち上げている人の起業歴が、
就職→「学生起業塾立ち上げで起業!」
いやいや、起業経験ありませんやんwwなに教えんのよ?
学生起業塾があまりにもセンスが無い件
そもそも、「学生起業」程度のキーワードでPPCをつかっていることのセンスの無さ。
PPCとはPay Per Clickで、1クリック辺りにお金が発生する広告の一種
「学生起業塾」程度のキーワードで広告に頼らなければならないのが、本当にセンスがないと思います。
毎月10〜100しか検索されていないのに、ここに広告を掛けちゃったりしているのです。
「僕達は〜、起業塾やってるけど、学生からお金を巻き上げるのが仕事なんだ!」って言っているようなものです!
そもそも、学生起業塾を作っている人じたい本当に大丈夫か?って思います。
ビジネスってシンプルで泥臭い!
ここに居る人の多くはビジネスは、何か特殊能力でやるものと思っているように思える。
でも、実際は、ビジネスと言うのはもっとシンプルです。そして、シンプルが故に泥臭いです。
学生起業塾でやっているのは、あまりにも実体がなく、とにかくふわふわしている。
こういう「起業」という言葉の響きと実際にやる地道な努力に絶えられない人がほとんどだと思われます。
起業というハードルを高くしすぎている
学生起業塾に入る人というのは、基本的に起業のハードルを高くしすぎている。
今この記事を書いているドトールの隣にたこ焼きやがあるけれども、これも立派な起業ナノですよ!
たこ焼き屋のよくわからんおっちゃんでも立派に事業としてたこ焼きを売って生計をばっちり立てているわけです!
ちなみに僕のおじいちゃんも起業家です。鶏肉を大きなところからおろして来て、それを細かく切って売り分けているのです。
仕入れ値より少し高く売ってその差額が利益となります。
しかもおじいちゃんのスペックと言うと、90代であり、さらに学歴は小卒です。
おじいちゃんは子供が3人居て、それくらいを軽くまかなえるくらい稼ぎを得ていました。
起業を難しく考えすぎているのです。
もちろん、僕もたこ焼き屋をやりたいわけではないのですし、鶏肉屋を開業しましょう!といっているわけでもないです。
でも、ほとんどの学生って、漠然と”起業”という言葉に憧れているだけで、特にやりたい事があるわけじゃないと思うんです。
そして、それが悪いと言いたいわけではありません。もちろん僕もやりたい事なんてありませんでした。
だから、最初は『金が稼げる事』をやれば良いと思います。
僕が初めてビジネスをやった理由と言うのは、超進学校から大学受験に現役でも浪人でも失敗したから、高校の同級生の奴らよりも遥かに金を稼いでやろう!
という気持ちだけでした。
つまり、「金が欲しかった」だけです。
でもその金儲けの中でやっていて楽しかった事が今の仕事になったりしています。
やりたい事なんて後からやってくるので、別に身構えずにとっとと始めてしまえば良いのです。
今は十分個人で始められる
別に学生起業塾から学ぶ必要なんてなくて、実際に始めてしまえば良いのです。
「でも、大学生だからそんな資金も無くて、始められない!」
と思っていたり
「まだどうやって起業すれば良いのかわからない!」
そう思っている人も多いでしょう。
でも大丈夫です。
それは知らないだけです。
別に資金もそれほど要らないし、誰でも『やれば』できます。
僕もこの方法で個人事業主として生活を出来ています。
でも「事業計画書」なんて書いた事はありませんし、人前でプレゼンをしたこともありません。
それでも個人でビジネスを展開し、普通に新卒の同級生よりも3倍以上は稼ぐ事が出来ています。