どうも、ナベヤンです。
人生は不幸になるトラップがあまりにも多いです。幸せになろうと努力したことによってなぜか不幸になってしまうトラップだらけものが人生です。
実際に、世の中で成功者って言われる人の中でなんでそんなにお金を持ってるのに11月1日
今回は人が不幸になる人の3つの特徴というテーマで話していきます。
結論からいうとこの3つです。
- 〇〇さえあれば幸せだと思う人
- 積み上げすぎる人
- 今にしがみつく人
ちなみに僕自身は大学受験に失敗し、他の人を見返すために自分で金を稼ぎ有頂天になっていました。しかし、そうやって積み上げたものをどんどんぶち壊してきました。
周りから幸せそうに見える時が一番不幸せで、周りから不幸せなんじゃ? と思われてる時が一番幸福度が高いということに気づきました。
1.〇〇さえあれば幸せだと思うこと
「〇〇さえあれば幸せだと思っている人」はいつまでたっても不幸な人ですし、幸せになれません。
お金さえあれば、あの美女が僕に振り向きさえすれば、と思っているうちに
- 金
- 地位
- 名声
- 権力
- 賞賛
こういうものを欲する気持ちはわかります。ただ、これさえ手に入れれば人生は幸せになれると思うのは間違いです。
それは人生そのものではないんです。ただの人生の飾りなんです。
そして、これらが手に入れば幸せになれるって考えるのは「今」から目を背けているだけなんです。だって、「これさえ手に入れば幸せ」になれるってことは、「これが手に入らないってことは不幸せでも仕方ない」と今の問題を先に持ち越してるだけなんです。
これは、そもそも不幸せを正当化するために、ないものを作って不満を作り出してる状態です。
実際、恋愛とかでも頑張って付き合えたとしてもなんだかんだ、
って思うのが落ちです。お金も時計も車もそうです。そのあとはまた別のものが自分を幸せにしてくれるって思って次から次へと新しい飾りを探していきます。
最低限自分の人生を持続するお金を手に入れることは重要です。しかし、それが絶対的にあなたの人生をよくしてくれるものではないということを知っておかないといけません。
2.人生で積み上げたものに執着する
なんだかんだ、積み上げたものに執着してそれを失いたくないという考えから人は不幸になっていきます。実際、多くの人は積み上げれば積み上げるほど人生が豊かになると思いがちです。
もちろん、一切成功がなければ人は生きていけません。しかし、多くの人は成功を積んでさらにその上に成功を積んでしまうのです。例えば、進学校から東大に合格したとします。
東大に合格した時点では、本来選択肢がめちゃくちゃ増えている状態です。日本の中でどの人よりも幸せな状態です。
しかし、東大に合格した人は人生の自由度は高いわけではありません。むしろ、東大合格という成功が次に東大生としての成功の連続を強要してくるのです。
実際、東大に合格した人たちは次に東大生としての生き方を強要されてしまいます。結局総合商社とかいかにもな選択をしていきます。
まさか、東大生が新卒からフリーターになる人なんて滅多にいません。そして、その状態の上に家族を積み上げます。
さらにさらに結婚相手も東大ブランドに期待して結婚してしまう人が後を絶えませんからね。
結婚関係を維持するためにも東大や大企業を手放すことができなくなってしまう。こうなってしまったらもうかなりきついです。
そう思って、人生を考えたところで高く積み上げすぎてもう降りられない。
もう下を見て転落することを考えるだけで恐怖でとても人生でリスクを負った選択肢を選ぶことはできなくなります。
幸せになるために積み上げたものがいつの間にかコストになってしまうんです。
このように積み上げているものが本当に幸せのためのものなのか? それとも、いつの間にか負債になっていたのか? これをしっかり見た方がいいです。
僕の大好きな麻雀漫画を書かれる福本先生の漫画の1つの「天」っていうのがあります。この漫画は天才雀士の赤木しげるが主人公の「アカギ」が歳をとった時のエピソードです。
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この天の18巻がめちゃくちゃ面白いし、いまだに定期的に読み直しています。
赤木しげるが50歳でアルツハイマーになってしまって安楽死装置で自殺しようとしている時、それを止めるためにかつての敵や仲間が集結して自殺を止めようとします。
その中関西でNO1のヤクザの親分になった原田と赤木しげるの問答が実に人生を言い得てるんですよ。
「お前は今ろくに生きてねえ」
「お前は成功を積みすぎた」
「俺は『成功』を少し積んだらすぐ崩すことにしてきた・・・!
意図的に平らに戻すようにしてきた・・・
実は「成功」はなかなか曲者でよ・・
一筋縄じゃいかない代物
最初の1つ2つはまあいいんだが
10・20となるともう余計
余分だ。
体を重くする贅肉のようなもの
「成功」が「成功し続ける人生を要求してくる・・・!」
あるいはゆっくりする・・
僕も天の赤木しげるの言葉に共感して定期的に色々積み上げては平らにしてきました。
最初は意図的に平らにしたわけではありませんが、全国でもトップレベルの進学校から大学受験を失敗しました。僕の人生の積み上げ的にこの時には旧帝大の難関大に合格しているはずでした。
そのおかげで難関大学への進学を閉ざされて
上へ上へ積み上がりかけていた学歴が目減りしました。
とはいえ理系で都内で国立大学に進学したのでまだまだ学歴で就職も十分できます。先輩でも大手にバンバン当たり前のように決まっていました。
ですが、大学卒業時にこの学歴も捨てました。いきなり新卒でフリーランスで自分でブログとメルマガを使ったビジネスで生きていく事を決意しました。
このことで、過去の学歴やプライドと決別することができました。もうどうせ意味がないですからね。
そして、このフリーランス時代3年間を生きるために必死に構築してきたビジネスも手放しました。自分がそのビジネスに縛られていると感じたからです。
こうやって僕は昔は結果的に、今では意図的に自分の積み上げを平らにするように意識してきました。
3.今の状況を守ろうとすること
今を守ろうとする=リスクを避けること=変化を恐れる事
これらは同義です。とにかく人は変化をしたくありません。これって潜在意識的にインプットされているものです。
潜在意識はこのような氷山のように表されます。
氷山は浮かんでいる部分よりも水の中にある方が多く、それと同様に人間の潜在意識は僕らの顕在化されている意識よりもはるかに多いです。
顕在意識:普段の知覚できる意識で全体の5%
潜在意識:知覚できない意識で95%をしめる
95%が潜在意識なわけで、その潜在意識の性質の「ホメオスタシス」というのがあります。恒常性と言って人の変化を避ける性質があります。
多くの人は現状に満足せずに、不満や退屈を感じます。しかし、それと同時に今を手放すことに不安を感じるんです。
そして、「不満」と「退屈」を同時に感じながらひたすらだらだら人生が進んでいくだけです。
ただ、残念ながら今と同じまま世界が変わらないなんてことは絶対にありえません。
ウェブ業界ならよくあることですが、今使えることが明日使えるとは限りません。でも、人はそういうところに楽観的でそうして、変化を拒んで、変化に適応している人を批判したり、
っていったりする人が多々います。
今たとえ安定しているように見えても、この世の中は絶対に安定することなんてないんですよ。そして、新しいものを毛嫌いするようになります。
昔は、インターネットで仕事をするなんて虚業だ! と言われていました。でも今ではインターネットを使ってない企業なんてもはや0に近いです。
街の八百屋くらいだし、そういう八百屋もネットを使って通販をした方が絶対にいいんです。
そういう人は、
とか思ってしまうのでしょう。すごい気持ちはわかります。僕も学歴を捨てたり、これまでやってきたビジネスを捨てた時になんどもそういうことを思いました。
しかし、最初の一歩がすごく辛く見えるんですが、意外と踏み出してしまうとうまくいってない状況でもワクワクして楽しいもんです。
ごくごく最低限の生活レベルさえまかなえておけば十分です。
そもそも「今」にしがみついていてもいずれ滅びゆく運命は変えられません。寿命が伸びるのに会社の寿命が短くなる時代に、今後一生安泰なんてことは絶対にありません。
幸せになるには?
幸福な生を送るには、「今」に着目することです。今が幸せにならないことには、どうやっても幸せな生を生きることはできません。
もし、仕事を辞めたいとしたら一度辞めてみたらいいのです。そうやって試してみて失敗だったと思えば別の仕事に移ればいいのです。
どうせ、そのまま上に上に積み上げていったとしても幸せはないんですからね。